文化や太郎 (通訳案内士/日本文化)

経験40年通訳ガイドが通訳案内の情報や通訳案内士希望者へのお手伝い、インバンド、日本文化紹介のコツなどおりおり語ります。

国産ウイスキー vs. 大吟醸

発酵食品文化の芸術性のトップは勿論 日本酒です。最近は洋食やfusionレストランで も 冷酒 (cold rice wine)を注文するお客様も増えました。
富裕層 個人客(FIT:Foreign Independent Tourの略でinbound 用語) の夕食のエスコートでお連れするレストランは前もって どの程度の日本酒(and/or ワイン)の用意があるのかチェックが必要です。富裕層の味覚に合うだけの揃えがあるのか、店構えとドリンクメニューのレベルが一致しているかは実際 レストランに行き確認して(可能ならtasting)みないとわからないこともあります。もちろん飲み物の注文は食事の内容で決まりますが 日本酒、冷酒は辛口を好まれるお客様が多いようです。

国産ウイスキー(特に「山崎ウイスキーブランド」)は ここ数年大変人気があり デパートの酒類売り場でも品切れが常態化している商品もあります。
人気の始まりは中国やアジアのお客様中心でしたが今ではヨーロッパや米国、オーストラリアのお客様にも人気が高く、ヨーロッパではは食後酒として飲まれていましたが、日本独特な製法のウイスキーは複雑で繊細な味として知られ食事と一緒に楽しめます。
日本酒の酒造りや杜氏による伝統的な製法や他のアルコール飲料との比較など発酵食品文化は美味しいだけではなくお客様と同席同食する時のコミュニケーションの‘転がし’も「醸成」していきます。

それではまた。

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photo by Bunkaya Taro at Matsuo Taisha, Kyoto