文化や太郎 (通訳案内士/日本文化)

経験40年通訳ガイドが通訳案内の情報や通訳案内士希望者へのお手伝い、インバンド、日本文化紹介のコツなどおりおり語ります。

チーム・ラボ・ボーダレス森ミュジアム

インバウンドも観光から体験型ツーリズムへ、同様に美術館や博物館も体験型に進化が止まらない。「見せ方」はメッセージの表現として多種多様になり、お客さんの美術館/博物館の選択肢も増えた。

今年何回お客さんを連れて行ったか覚えていないが新しくオープンしたボーダレス森ミュジアムは、3次元に閉じ込められた私達を一瞬異次元に解放させてくれる。流行の最先端技術で仕掛けられている表現が人気で外国人観光客が非常に多いが、全く新しいコンセプトで各自が方向感覚を失ない新しい自分を見つける「実験装置」のようだ。館内の順路を何度か体験したことのあるガイドさんはお客さんとは一緒に敢えていない方がお客さんは楽しめる。

大変人気があるからと勧めても一概にこの大変斬新な表現形態を全ての訪問者が楽しむとは限らない。
'I am sick of it!' 'I simply don't like this museum!'
は 従来型博物館に行き単に'It is boring!'と言うのとはニュアンスが違っている。特に富裕層FITは、訪問箇所の選択は当日ロビーで実際にお会いしてみなければ決められないこともあり手配書変更もあり得る。 photo by Taro