文化や太郎 (通訳案内士/日本文化)

経験40年通訳ガイドが通訳案内の情報や通訳案内士希望者へのお手伝い、インバンド、日本文化紹介のコツなどおりおり語ります。

太郎マニュアル(宴の後3.)

先回からの続きです。

6.ググるのが大好きで、人の話を全く聞いていない人達はどこの国にもいます。「バスの出発時間をちゃんと伝えましたよ、」ということをお客さんをバスから降ろす前にお客の正面にきちんと向かい“Attention Please!! ”バス出発時間の確認、来なければ残して出発すると明言する。(ここを強くでないと駐車場でポッチリしてしまう結果や後でブチブチになることもあります。❗️)

7. ホワイトボードに集合時間明記して全員に見せてからバスのフロントガラスに置くガイドさんもいるが、太郎は集合時間と施設の電車最寄駅から主要駅までの運賃とタクシー料金を記入した紙を配布。(最近はお客さんが自身のスマホで写真を撮るので数枚用意しておけばOK) 又、主だった大型施設と主要駅間の移動方法をそれぞれファイル作成、PC and/or スマホ保存すれば次回非常に楽。トラブった時に「ちゃんと紙(写真)あげたよね」と言える事がポイント

8. 大勢の観客の中での添乗では「客寄せパンダ」ではないが多少目立った色のアウトフィットを勧める。自分がお客を探すではなくお客さんに自分を見つけてもらうポイント

9. 時間が来たらバスを出す。(時間通りに戻って来たお客様を待たすのは5分が限度)

10. 出発時に乗車人数を必ず確認連絡、台数口移動は帰着後就業終了報告必須。

たかが(?)イベント会場送迎と思いがちだが、されど(?)、脇が甘いとトラブル時もある。駐車場での「ポッチリさん」がエージェントに迷惑をかける「困った」さんにならないよう不特定多数移動のhandling を自分なりに考えよう。