文化や太郎 (通訳案内士/日本文化)

経験40年通訳ガイドが通訳案内の情報や通訳案内士希望者へのお手伝い、インバンド、日本文化紹介のコツなどおりおり語ります。

おまけに 桐紋も!

「紋」にこだわる太郎ですが実はガイドさんには後で「お役にたつ」時もある。

桐紋は現代では日本政府の紋章首相官邸や500円硬貨にも使われ、お客さんと観光地を歩くと見る機会も多い紋だ。

ガイドが金閣平等院を案内する定番説明の鳳凰鳳凰の止まり木が桐の木で神聖な木として桐は「権威」の象徴。 元は皇室のみが桐紋を使用していた。
後に天皇は強力な配下の武将に桐紋の使用を許し、手柄をたてた家臣へまたその使用を許し武家社会の中で使用が広がっていった。
織田信長豊臣秀吉に使用を許し秀吉は喜んで家紋にしたとも言われる。(後醍醐天皇->足利義昭将軍->織田信長->豊臣秀吉)。しかし徳川家康征夷大将軍に任命された時すぱっと桐紋を拒否。権威維持のため「葵の紋」は将軍家と御三家のみが使用、家康は駿府に引退してから初めて身の回りに桐紋を使ったと言われている。

一族の存続と権威のため紋の使い方にも武将の個性がありロゴや商標に気を使う今の企業のイメージ戦略と似ている点がビジネスマンとの雑談に使える素材だ。

Paulownia had been regarded as sacred tree in old Japan since Hoou,' Phoenix, mythological sacred bird ('Ho' is sometimes called male Phoenix, 'Ou', female Phoenix.), symbolizing'king of kings,' perched on the paulownia tree. The paulownia emblem was used only by the imperial members, later the emblem was bestowed on the biggest 'samurai' families from the emperor.

醍醐寺総門入ってしばらく歩くと三宝院 (桐と菊紋が見事だ。)

明治神宮(見慣れた風景の中に桐紋ありでいくらでも話題は尽きない)