文化や太郎 (通訳案内士/日本文化)

経験40年通訳ガイドが通訳案内の情報や通訳案内士希望者へのお手伝い、インバンド、日本文化紹介のコツなどおりおり語ります。

今夜は 文化や「勝」太郎


文化や「喝」太郎が 文化や「勝」太郎になる時!

前回の「呑んべい」宴会 お開きで テーブルの上の器類全て撤収、ライトOff。続編
通訳案内士としての「喝」太郎は 大騒ぎで千鳥足状態のお客様を無事に宿泊先へ連れて帰り ロビーでグダグダするも 何気に 頃合いを見つけお客の前から あれよと「消える」。
はい 今日1日のお仕事(paid by the day!) 無事に終了ご苦労さん!と いうところでしょう。

しかし個人事業主としての文化や太郎なら夕食場所で全ライトOffの前にまず「仕込む」。宿泊先ホテル/旅館のバー、宿泊先近くの健全な居酒屋(飲み放題有無チェック)数カ所に問い合わせ アバウトに収容人数と時間、値段の確認をし T/Lに情報を耳打ち、あるいはメモを渡す。
T/Lの了解と客全体の流れに応じて臨機応変に案内、席にお客が座り落ち着き始めたところで、店に任せ「消える」。(旅程に含まれていないからにはどこで消えるかは一考要。) The guests are happy, T/L is happier, and the organizer is the happiest.

インセンティブ(招待旅行)では特にこうした旅程にはない「現場の仕込み」は大切だ。オーガナイザーが満足すれば次回 来日時お客様側のエージェントから指名が来る。日本側のエージェントからではない。個人事業者文化や太郎が「勝」太郎に化ける時だ。

他者には単に運良く仕事が来るように見えていても、どこかでちゃんと「仕込んで」いるものだとは文化や太郎の実感である。
Enjoy your drink! ではまた。